2021年 忘年会に関するアンケート調査結果|日本デジタルリサーチ
2021年年末の、忘年会に関するアンケートを実施しました
日本デジタルリサーチです。
11月中旬に差し掛かった今、年末に向けて気がかりなことはありませんか?
そう、”忘年会”のことです。
しかし、忘年会開催にあたって気がかりなこともありますよね。
- 忘年会に参加したくない人が増えていると感じる…
- 新型コロナウイルス感染拡大の懸念…
- 忘年会会場でクラスター発生の危険性… などなど。
昨年の2020年には、新型コロナウイルスの影響を受けて70%の方が忘年会に「参加しない」という選択を取ったというデータも見かけました。(参考|カジナビ)
しかし、2021年現在時点ではワクチンの接種も進み、その影響もあってか現時点では緊急事態宣言が解け、10月25日からは東京・大阪を含む主要都市の飲食店の時短要請も解除されています。
今年は、昨年とはまた違った答えになるのではないでしょうか?
そこで、日本デジタルリサーチアンケートVol.6として『忘年会に関する調査2021年年末Ver.』を行ったので、その結果を報告させていただきます!
忘年会に関するアンケート調査結果|2021年
今年の忘年会の予定や参加意欲・忘年会に対する意識などを、20代~40代の各年代100名ずつ、合計300名に質問してみました。
例えば、「若年層は忘年会に参加したがらない」など、年代ごとに意識の違いはあるのでしょうか?
忘年会の開催予定は、「開催しない」が過半数!
まず初めに、アンケート実施日である11月8日現時点の忘年会開催予定を調査してみました!
質問内容は、「Q1:今年は忘年会を開催しますか?」です。
2021年の忘年会は、51%と過半数が『開催しない』予定
なんと、今年は『開催しない』予定の人が51%と、過半数が開催しない様子です。
しかし、冒頭でも紹介した通り昨年は70%の人が参加を控えていたようなので、今年はこれでも去年より開催しない方は少ないのかもしれません。
忘年会を開催する予定の人は合計21%と、開催しない人の半数を下回る結果になりました。
年代別で忘年会の開催予定を見ると…開催予定者が一番少ないのは30代
ちなみに忘年会の開催予定を、年代ごとにまとめてみると、以下のようになりました。
「若年層の参加者が少ない」「若年層は忘年会に対して否定的」といった話題を耳にする機会が多かったので20代の開催率が低いと考えていましたが、そうではないようです。
むしろ、20代の開催しない人の割合は一番少ない43%と他年代よりも10%低い結果になりました。
むしろ、20代の開催予定者が23%・40代の開催予定者が27%という中、一番開催予定者が少ないのはたった13%の30代。
他年代と比べ、10%以上の開きがある結果になりました。
40代の方は他年代よりも開催予定者が多い反面、「開催しない」を選択した人の割合も他の年代よりも多く、二極化しているようにうかがえます。
また、アンケート実施は11月上旬とやや気が早い時期ではありましたが、40代は「まだ決まっていない」を選択した方が他年代の半数以下であることも特徴的ですね。
忘年会に出席したくない人は、出席したい人の倍以上!
出席したくない人は、出席したい人の2倍を超える56.67%
さて、今度は忘年会に出席したいかどうか、参加意欲を調べるための質問をさせていただきました。
質問内容は、「Q2:今年は忘年会に出席したいですか?」です。
どちらかといえば出席したい人を含めて「忘年会に出席したい人」は合計25.67%なのに対し、どちらかといえば出席したくない人を含めた「忘年会に出席したくない人」は56.67%でした。
つまり、出席したい人の2倍以上出席したくない人がいると読み取れますね。
また、出席したくないと言い切る形の方が4割以上と他項目より飛びぬけて多いことから、
- 忘年会を開催する際は自由参加形式にする
- 断りづらい環境をなくす工夫をする
など、「忘年会に出席したくない人の方が多い」ということを前提に検討するのが良いのかもしれません。
ちなみに、こちらは年代別で大きな差がみられませんでした。
開催予定と参加意欲を掛け合わせると…?
ふと、「開催予定はあるが出席したくないと考えている人」「開催予定はないが、出席したいと考えている人」などのいわゆる”イヤイヤ参加”の有無を確かめたいと考え、忘年会の開催予定と明らかにしたQ1と出席意欲を明らかにしたQ2の回答をクロス集計してみました。
なんと、忘年会に「出席したくない」と回答した方は、現時点で誰一人として開催予定がない様子。
グラフ内ピンク色で示した部分は、いわゆる”いやいや参加”の状態における人です。「どちらかと言えば出席したくない」と考えているのに、勤め先でも友人・知人でも開催する予定と、友人・知人と開催する予定をお持ちの方々です。
また、グラフ内オレンジ色で示した部分は、「出席意欲はあるのに開催予定がない人」です。忘年会に出席したいと考えている方の多くは、すでに開催予定を持っている方・まだ決まっていない方の王が圧倒的に多いことがわかりますね。
忘年会に出席したい理由は「楽しいから」が1位!
Q2の質問で、忘年会に「出席したい」「どちらかといえば出席したい」と答えた方に、その理由を尋ねてみました。
質問内容は、「Q3:なぜ、忘年会に出席したいと考えていますか?次の中から当てはまるものをすべて選んでください」です。
忘年会に出席したい方の66.23%は「楽しいから」出席したいと考えているみたいですね。
ネガティブな理由で出席したいと考えている人は少ないようで、「参加が必須だから」「出世など、仕事に影響する可能性があるから」「仕事の一環だと思うから」といった理由には票が集まりませんでした。
忘年会に対するポジティブなイメージを持っている方が圧倒的に多いことがうかがえますね。
出席したくない理由1位は、新型コロナウイルスに対する懸念
Q2の質問で、「出席したくない」「どちらかといえば出席したくない」と答えた方に、その理由を尋ねてみました。
質問内容は、「Q4:なぜ、忘年会に出席したくないと考えていますか?次の中から当てはまるものをすべて選んでください」です。
出席したくないと考える理由第一位は「新型コロナウイルスに関する懸念があるから」が49.1%と、出席したくないと考える人の約半数がコロナウイルスを危惧しているようです。
しかし、「飲み会や会食に参加すると疲れるから」が37.06%、「楽しくないから」が34.71%と、忘年会自体にネガティブな印象を持っている方も多く見受けられます。
忘年会を開催するなら、「少人数」で「二次会は無し!」が2021年流!
最後に、回答者がどのような忘年会を望んでいるのかを明確にすべく、参加したくなる忘年会の条件をうかがってみました。
質問内容は、「どんな条件が満たされている忘年会であれば、参加したいと思いますか?次の中から当てはまるものをすべて選んでください。」です。
結果を見ると、「少人数で開催」を希望されている方が46.67%と、全体の約半数が投票しているようでした。
次いで「二次会がない」ことを希望している方が30.67%、参加者全員がワクチン接種していることことを希望している人が23.0%となりました。
その他に投票されていた16票のうち、11票(全体の3%)の自由回答欄では「とにかく参加したくない」「どれも参加理由にはならない」「とにかくいやだ」といった、上記条件のどれが満たされていても忘年会に参加したくないという方々が見受けられました。
何か忘年会の開催条件に不満があり不満が解消されたら出席を検討するというわけではなく、忘年会そのものに対して強く苦手意識を抱いている方も一定数いらっしゃるようですね。
その他有効な自由回答では、「仲のいいひとだけであれば」「話が合う人がいれば」「仕事の人がいなければ」といった、出席者に重点を置いている意見が3票(全体の1%)といった意見も寄せられていました。
まとめ
日本デジタルリサーチアンケートVol.6は、忘年会に関するアンケートでした。
今回も直近のイベントという身近な話題が題材でしたので、興味を持って読んでいただけたら幸いです。
以上の結果を踏まえると…
今年の忘年会を開催する場合には「忘年会に出席したくない人の方が多い」ということ前提に、
- 忘年会を開催する際は自由参加形式にする
- 断りづらい環境をなくす工夫をする
という配慮を行いつつ、
- 少人数開催
- 二次会をなくす
といった工夫を凝らすのが、2021年流の忘年会として最適のようです。
また、忘年会に出席したくないと考えている方は「新型コロナウイルスに関する懸念や配慮」を口実に断ると、出席したくないと考えている他の方と意見がそろい、断りやすくなるかもしれませんね。
本アンケートを参考に、忘年会を開催するかや、開催するのであれば楽しく出席できる・出席したくない方にも配慮できる忘年会にする工夫など、ぜひ皆さんでも考えてみてください!
【調査概要】
タイトル | 忘年会に関するアンケート調査 |
調査方法 | インターネット調査 |
調査日 | 2021年11月08日 ~ 2021年11月08日 |
調査対象 | 全国、男女、20代~40代 |
調査人数 | 300人 |